FAQ番号:201907WAL139
製品:WISE Alert
バージョン:共通
作成日付:2019/07/12
質問:
WISE Alert設定で送信待ち時間を1分に設定しています。
メールを送信して、送信トレイでメールが1分待機している状態で下記を実施した場合に待機中のメールはどうなりますか。
① WISE Alertの送信待機中にOutlookを「×」で閉じた場合
② WISE Alertの送信待機中にOutlookを起動したままOS停止した場合
回答:
はじめに、WISE Alertで送信待ち時間を設定すると、Outlookのメールの「配信タイミング」機能を利用してメールの"配信予定時刻"をセットし、予定時刻以降に送信トレイから配信されます。
配信予定時刻がセットされたメールが送信トレイにある状態で、①②の操作を実施した場合の挙動は、その場合の「Outlook側の仕様」に基づくものとなるため、 ご参考までですが弊社の環境では下記結果となりました。
<動作確認結果>
■365 Proplusの場合
確認環境: Windows7
- Outlook設定 [ファイル]-[オプション]-[詳細設定]-送受信[接続したら直ちに送信する]:ON
- WISE Alert V3.3
- 送信待ち時間:3分
① Outlookを閉じた場合
Outlookを「×」で終了すると、下記メッセージが表示されます。
「送信トレイに未送信のメッセージがあります。このまま終了すると、次にOutlookを起動するまでメッセージが送信されません。」
そのまま終了を選択するとOutlookが起動していない状態でも送信予定時刻(12:00に送信実行した場合は12:03頃)にメールが配信されました。
Outlook起動時に送信予定時刻を過ぎていなければ、引き続き送信予定時刻まで送信トレイで待機し、送信予定時刻に達した時点で配信されました。
② Outlookは閉じずにOSを終了した場合
結果①と同じでした。
■Outlook2010/2013/2016の場合
確認環境: Windows10/Outlook2013,Windows7/Outlook2013,Windows10/Outlook2016
- Outlook設定 [ファイル]-[オプション]-[詳細設定]-送受信[接続したら直ちに送信する]:ON
- WISE Alert V3.3
- 送信待ち時間:3分
① Outlookを閉じた場合
Outlookを「×」で終了すると、下記メッセージが表示されます。
「送信トレイに未送信のメッセージがあります。このまま終了すると、次にOutlookを起動するまでメッセージが送信されません。」
そのまま終了を選択するとメッセージの通り、送信予定時刻(12:00に送信実行した場合は12:03頃)を過ぎても、Outlookが起動されるまでは送信トレイで待機し、Outlook起動時刻が送信予定時刻を過ぎていればOutlook起動完了後に直ちに配信されました。
Outlook起動時に送信予定時刻を過ぎていなければ、引き続き送信予定時刻まで送信トレイで待機し、送信予定時刻に達した時点で配信されました。
② Outlookは閉じずにOSを終了した場合
メッセージは表示されませんが、その他は結果①と同じでした。
※ただし、ターミナルサービス環境(Winserver2016/365 Proplus)の場合は、Outlookを閉じても下記メッセージは表示されませんでした。
「送信トレイに未送信のメッセージがあります。このまま終了すると、次にOutlookを起動するまでメッセージが送信されません。」
※Office 365 Businessで確認したところ、Proplusとは違い、「Outlook2010/2013/2016の場合」と同じ結果でした。