FAQ番号:201504WAL42
製品:WISE Alert
バージョン:2.3.0以降
作成日付:2015/04/15
質問:
エンタープライズ版をインストールした場合に、どのような仕様で管理者の行った設定(~.iniファイル)がクライアント環境に配布・反映されるのか教えてください。
回答:
運用タイプ別に説明します。
■管理者の設定が自動でクライアントに反映されるタイプ
- マニュアルの通り、管理者がインストーラ配置フォルダー(マニュアル例:WALRoot\Install)にインストーラとWAAgent.iniを配置する
- ユーザーが配置されたインストーラーを実行してインストールを行う
→実行したインストーラーと同場所に配置されているWAAgent.iniがクライアント環境の下記フォルダーにコピーされます。
C:\ProgramData\WISE Alert
- ユーザーがOutlookを起動する
→C:\ProgramData\WISE Alert\WAAgent.iniのUpdate=に設定されているフォルダー(共通設定フォルダー)配下の~.iniファイルがクライアント環境の下記フォルダーにコピーされます。
%AppData%\WISE Alert
(マニュアル例:C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\WISE Alert)
またOutlook起動時以外には、Outlook起動中に管理者ツール(WISE Alert Admin)の「共通設定の更新チェックとログの収集間隔」で設定された間隔毎にもコピーを行います。
最終的に、%AppData%\WISE Alert配下の~.iniファイルを読み込んでWISE Alertクライアントが動作します。
■管理者の設定が自動でクライアントに反映されないタイプ
- マニュアルの通り、管理者がインストーラー配置フォルダー(マニュアル例:WALRoot\Install)にインストーラーとWAAgent.ini(中身は空)とその他各種設定(~.iniファイル)を配置する
- ユーザーが配置されたインストーラーを実行してインストールを行う
→実行したインストーラーと同場所に配置されていたWAAgent.iniとその他各種設定(~.iniファイル)がクライアント環境の下記フォルダーにコピーされます。
C:\ProgramData\WISE Alert
- ユーザーがOutlookを起動する
→C:\ProgramData\WISE Alert配下の"WAAgent.ini以外"の~.iniファイルがクライアント環境の下記フォルダーにコピーされます。
%AppData%\WISE Alert
(マニュアル例:C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\WISE Alert)
※ただしこの時、既に%AppData%\WISE Alertフォルダーに同名の"より新しいタイムスタンプのiniファイル"が存在していた場合、そのiniファイルについてはコピーされません。
最終的に、%AppData%\WISE Alert配下の~.iniファイルを読み込んでWISE Alertクライアントが動作します。