FAQ番号:201808WAL99
製品:WISE Alert
バージョン:V3.0.0以降
作成日付:2018/08/17
質問:
エンタープライズ版で[ログ出力]機能をONにして利用しています。
共有フォルダーをネットワークドライブ上に設定しているのですが、V3.0.0にアップグレードしてから、ログファイルが収集フォルダーから保管フォルダーに移動されません。
原因と対処方法を教えてください。
回答:
<原因>
V3.0.0 から追加された新サービス「WISE Alert Storage」は、サービスを開始することによりログファイルをログ収集フォルダーからログ保管フォルダーに移動させますが、共有フォルダーを管理者ツール導入環境と別環境上に設定している場合、ログファイルを移動させることができません。 これは、サービスアプリケーションは通常のユーザー権限ではなくSyste権限で実行されるため、ネットワークドライブ上のフォルダーにアクセスする権限がないことが原因です。
<対処方法>
以下の方法で回避が可能です。
(1) サービスの起動アカウントを共有フォルダーにアクセス可能なアカウントに変更する方法
- 管理者ツールがインストールされているWindowsで、[管理ツール] - [サービス] で WISE Alert Storage Serviceの「プロパティ」を開き、[ログオン]設定タブを開く。
- ログオン: が「ローカルシステムアカウント」に設定されているので、「アカウント」の方を選択し、WISE Alert Storageがインストールされている環境のアカウントのうち、共有フォルダーにアクセス可能な管理者権限のあるアカウントを設定する。
※なお、管理者ツールをバージョンアップした際は改めて本対処方法を実施する必要がありま
す。
(2) 共有フォルダー等を管理者ツールインストール PC上に設置する方法
- 共有フォルダーを、管理者ツールがインストールされたPC上に設定する。もしくは、共有フォルダーが設置されているPCに管理者ツールをインストールする。