FAQ番号:202008WAL193
製品:WISE Alert
バージョン:共通
作成日付:2020/08/21
質問:
エンタープライズ版を使用しています。管理者PCとクライアントPCはメール等で設定ファイル共有をすることは出来ますが、共有ファイルサーバーは持っていません。
この環境でクライアントへのインストールは可能でしょうか。
回答:
管理者ツールの設定変更が自動配布されるタイプでは、共有フォルダーが必須となりますが、管理者ツールの設定変更が自動配布されないタイプの運用の場合は可能です。
管理者ツールの設定変更が自動配布されないタイプも、管理者ガイドでは共有ファイルサーバー上のフォルダーにインストーラー等を配置するように記載がありますが、下記の方法に代えて導入してください。
■共有ファイルサーバーを用いない運用方法をベースとした初回インストール手順
<管理者側作業>
1. 管理者ツール(WISE Alert Admin)を管理者PCにインストールする。
2. 管理者ツールで各種設定を行う(詳細は管理者ガイドを確認してください)。
3. 各種設定完了後、管理者ツールインストールフォルダー(規定のままであれば下記フォルダー配下)の「~.ini」ファイルを全て採取する。
C:\Program Files (x86)\WAAdmin
(OSが32bitの場合はC:\Program Files\WAAdmin )
4. 以下①②を、(メールに添付して送信するなどで)クライアントユーザーそれぞれに配布する。
① クライアントのインストーラー(SetupWISEAlertEnterprise_X_X_X_X.exe)
② 手順3で採取した「~.ini」全て
<クライアント側作業>
1. ローカルに任意のフォルダーを作成して、管理者から配布された①②をフォルダー内に配置する。
2. 手順1で作成したフォルダー内に設置した①インストーラーを実行する。
※必ず、実行する①と同じフォルダー内に②が配置されている状態で実行してください。
→管理者側で行った設定が反映された状態で、クライアントがインストールされます。
■インストール後・運用開始後に設定変更を行う方法
(1) 設定変更のみを行い、WISE Alertのバージョンアップは伴わない場合
<管理者側作業>
上述の初回インストール手順の1、2(各種設定の変更を行う)、3を実行して、採取した「~.ini」を(メールに添付して送信するなどで)クライアントユーザーにそれぞれ配布する。
<クライアント側作業>
配布された「~.ini」をローカル環境の以下のフォルダーに上書きコピーする
C:\ProgramData\WISE Alert
→次回のOutlook 起動時に変更した設定が反映されるようになります。
(2) バージョンアップと同時に設定変更する場合
上述の初回インストール手順と基本的に同じです。
管理者ツールをバージョンアップ後に設定変更を行い、採取した「~.ini」と新しいバージョンのクライアントのインストーラーをクライアントユーザーに配布して、同様の手順でインストーラーを実行してください。