1. 遠隔地PC本体の電源状態を確認
※AnyClutch Remoteは遠隔地PCが利用できる状態でないと活用できません。
1) 遠隔地PCの電源がOFFの状態
① 手動で電源をONにする。
② Wake on LAN(WOL)によりリモートで電源をONにする。
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- Wake on LAN Ethernetが利用可能なNICが搭載されているPCで、あらかじめ設定されている必要があります。設定についてはシステム管理者に相談してください。
2) 遠隔地PCがシステムスタンバイ、休止状態の場合
① 電源を手動でONにする。
② Wake on LAN(WOL)によりリモートで電源をONにする。
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- Wake on LAN Ethernetが利用可能なNIC搭載されているPCで、あらかじめ設定されている必要があります。設定についてはシステム管理者に相談してください。
上記の環境が準備できない場合、遠隔地PCの電源オプション設定の変更をご検討ください。
a. 電源プランの設定を変更
① [Windows] + [R] キーを押して、入力ボックスに「control」と入力してコントロールパネルを開いてください。
② 「システムとセキュリティ」→「電源オプション」の順でクリックして設定画面を開いてください。
③ 画面右側にある赤枠の「プラン設定の変更」を選択してください。
④ 電源に接続時(※ノートパソコンの場合)の設定を「適用しない」に変更して、変更内容を保存してください。デスクトップPCの場合も同様に、「適用しない」に変更して保存してください。
b. カバーを閉じたときの動作を変更 (ノートPCの場合のみ)
※ 遠隔地PCのカバーを閉じた場合は画面が正常に表示、操作できない場合があります。
その場合はカバーを開いて利用いただくか、外部モニタを接続して遠隔地PCにモニタが認識されている状態でご利用ください。
① 「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「電源オプション」の順で設定画面を開き、「カバーを閉じたときの動作の選択」をクリックしてください。
② カバーを閉じたときの動作を「何もしない」に変更して、変更内容を保存してください。
2. 遠隔地PCのAgent起動状態を確認
遠隔地PC環境において、タスクバーに表示されているAgentアイコン(下図の赤枠)をご確認ください。
Agentアイコンの状態については、以下の表を参考にご確認ください。
Agentアイコン | 状態 | 説明 |
ログイン中 | 遠隔制御要求を待ち受けている。 | |
ログアウト中 | 遠隔制御要求を待ち受けていない。 |
- 上記のようなアイコンが存在しない場合
- タスクバーの右下▲ 部分に隠れている場合もありますので、クリックしてご確認ください。
1) Agentがログインの状態で遠隔制御ができない場合
- 以下の原因が考えられますので、システム管理者に相談してください。
- システム監査や統合セキュリティツールなどにより、プログラムが抑制されている。
- ユーザ環境(プロファイル)などの破損などによりWindowsが正しく動作していない。
- また、ユーザ端末(ビューア側)の環境による問題も考えられますので、そちらも合わせてご確認ください。
2) Agentがログオフの状態で遠隔制御ができない場合
a. プロキシを利用している場合
① Agentアイコンを右クリックして環境設定を選択してください。
② 一般設定タブの下部にある「プロキシサーバーを使用する」にチェックが入っていることをご確認ください。
③ プロキシサーバ情報を入力し、OKをクリックして設定を保存してください。※プロキシサーバ情報はネットワーク管理者にお問い合わせください。
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- サーバーアドレスとポートが自動入力されていない場合は手動で入力してください。
- プロキシサーバー利用の際に認証がある場合は、ユーザIDとパスワードを入力してください。
b. プロキシを利用していないもしくはプロキシ以外の問題の場合
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- Windowsファイアウォールなどにより、アクセスが制限されている場合が考えられます。もし設定を無効にした状態で動作するようであれば、設定の見直しをご検討ください。
- ファイアウォール機器などのネットワーク製品により、アクセス制限が導入されている可能性がありますので、システム管理者に相談してください。
- システム監査や統合セキュリティ製品などにより、プログラムが抑制されている可能性がありますので、システム管理者に相談してください。
3) タスクバーにAgentアイコンが確認できない場合
Agentプログラムがインストールされていることをご確認ください。
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- スタートメニュー→すべてのプログラム→RSUPPORTフォルダの配下に、下図のような項目があることを確認してください。
- 「RemoteViewのAgentを起動」をクリックしてAgentにログインしてください。
※「RemoteViewのAgentを起動」の項目がない場合は、インストール方法を確認の上、再度実施してからお試しください。
- PC再起動時に自動ログインする設定
① Agentアイコンを右クリックして環境設定を選択してください。
② 一般設定タブにある「システム再起動時に自動ログイン」にチェックを入れて、設定を保存してください。
注:インストール時に自動でチェックが入ります。
AgentプログラムをインストールしてもAgentが起動できない場合は、実行権限が付与されていない可能性が考えられますのでシステム管理者に相談してください。
3. パソコンリスト上のアイコン状態の確認
1) PCアイコンの状態を確認
AnyClutch Remoteのサービスページにログインし、パソコンリストから遠隔地PCのAgent状態を確認してください。
アイコン | 状態 | 説明 |
接続可能 | Agentがログインしており、遠隔地PCがオンラインの状態。 | |
接続不可 | 遠隔制御中の状態。 | |
接続不可 | Agentがログアウトしているか、遠隔地PCがオフラインの状態。 |
2) Agent状態の更新
遠隔地PCがオンラインの状態にも関わらず、下図のようなメッセージや「セッションサーバーへの通信中、ソケットエラーが発生しました」というメッセージが表示されて遠隔制御ができない場合は、以下の手順をお試しください。
- Agentを最新状態に更新
① パソコンリスト左上にある更新ボタンをクリックして、状態を更新してから遠隔制御を開始してください。
② Agent状態を更新しても改善されない場合は、PCアイコンを右クリックし「接続確認」を選択して、Agentの最新状態を取得してください。
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- アイコンの状態が変化しない場合でも内部的な情報が更新されますので、再度遠隔制御をお試しください。
3) オンライン状態にも関わらず遠隔制御が始まらない
遠隔地PCとユーザ端末(ビューア側)それぞれにおいて、以下のような懸念が想定されます。
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- Windowsファイアウォールなどにより、アクセスが制限されている場合が考えられます。もし設定を無効にした状態で動作するようであれば、設定の見直しをご検討ください。
- Firewall機器などのネットワーク製品により、アクセス制限が導入されている可能性がありますので、システム管理者に相談してください。
- システム監査や統合セキュリティ製品などにより、プログラムが抑制されている可能性がありますので、システム管理者に相談してください。
また、遠隔制御を切断しているにも関わらず、下図のようなメッセージが表示されて遠隔接続を開始できない場合は以下の方法をお試しください。※別の場所で接続したまま切断し忘れた場合も同様です。
a. サービス再開始を実行
① パソコンリスト上でPCアイコンを右クリックし、「制御ツール」のメニューの中から「サービス再開始」を選択してください。
② ユーザー認証を求められますので、AgentIDとパスワードを入力してください。
※認証方式が異なる場合は、設定されている方式に従って認証してください。
③ 遠隔地PCでAgentが一度ログアウトされ、再ログインが実行されます。
接続確認を実施し、再び遠隔制御を行ってください。
b. Simpleランチャーの再インストール
サービス再開始を実行しても改善しない場合は、こちらを参考にSimpleランチャーの再インストールをお試しください。
4. Agentプログラムのアップデート確認
以下の手順で手動アップデートを実行してください。
① 以下のフォルダに移動します。
- OSが64bitの場合
- C:\Program Files (x86)\RSUPPORT\RemoteView 5.0\Agent
- OSが32bitの場合
- C:\Program Files\RSUPPORT\RemoteView 5.0\Agent
②「rsautoup.exe」をダブルクリックしてアプリケーションを実行します。
③ 更新内容がある場合はアップデートが実行され、以下のようなメッセージが表示されます。
※ 更新がない場合は何も表示されません。
④ 更新が完了したことを確認し、再度接続をお試しください。