FAQ番号:202409WAL353
対象製品:WISE Alert
バージョン:共通
作成日付:2024/09/03
質問:
エンタープライズ版で、共通設定フォルダーをクライアントに参照させる方法で運用しています。
管理者ツールで設定変更をして保存時、失敗することがあります。
また、その際に設定内容が初期化することもありました。
タイミングによっては正しく保存ができ、操作アカウントの共通設定フォルダーに対する編集権限に問題はありません。
対処方法を教えてください。
回答:
以下の解消事例があります。
■解消方法
管理者ツールの[管理設定]>[サーバーフォルダー]>[共通設定の更新チェックとログの収集間隔]を60分以上の大きい値に変更した。
(変更前は、「1分」と設定していた。)
■見解
各クライアント環境はOutlookの起動中、[共通設定の更新チェックとログの収集間隔]に設定した間隔で共通設定フォルダーを参照し、更新された設定ファイルがあれば自環境にコピーをします。
クライアントがファイルのコピー処理中に管理者ツールで設定内容を変更しようとすると、処理がバッティングして正しく保存できない可能性があります。
更新チェックの間隔が短いほどバッティングする可能性も高くなります。
[共通設定の更新チェックとログの収集間隔]は「WISE Alert 管理者ガイド」に記載の通り、サーバーとクライアントの負荷を考えても60分以上に設定して運用することを推奨しています。
60分以上のできるだけ大きい数字を設定して、改善するか確認してください。
■その他
[共通設定の更新チェックとログの収集間隔]に大きな値を設定したうえで、以下も確認してください。
・設定の保存に失敗した際、設定画面はそのまま維持されます。
設定画面をすぐに閉じずに保存が成功するまで何度か設定画面の「OK」をクリックすることで、保存できる可能性があります。
・万が一初期化した場合のため、共通設定フォルダー内の設定ファイル一式をバックアップとして別の場所に保存しておくことを検討してください。
・バッティングを避けるためには、Outlookを起動しているユーザーが少ない時間帯に管理者ツールで設定変更を行うと良いかもしれません。