FAQ番号:202005WAL176
製品:WISE Alert
バージョン:共通
作成日付:2020/05/18
質問:
特定のクライアント環境でのみ、Outlook[WISE Alert] タブ>設定画面に添付ファイル暗号化メニューや宛先ドメイン判定メニューが表示されていません。
原因と対処方法を教えてください。
回答:
「添付ファイル暗号化」「宛先ドメイン判定」メニューが表示されない場合は下記ケースが考えられます。
ケース1)評価期間切れ(ライセンスキーが登録されていない)
評価期限切れの場合は、両機能に限らずメニューに表示されているWISE Alertの標準機能も全て動作しません。また、Outlook起動時に「WISE Alertの評価期間は終了しています」と表示されます。
・対処方法
ライセンスキーを登録してください。
エンタープライズ版の場合は管理者ツール(WISE Alert Admin)で登録後、導入タイプに応じた配布方法で当該クライアント環境に設定を配布してください。
ケース2)両機能を使用できないライセンスキーが登録・配布されている
各エディションのラインセンスキー情報は下記設定ファイルに保存され読み込まれます。
スタンダード版 %ProgramData%\WAKey.ini
エンタープライズ版 %AppData%\WISE Alert\WISEAlert.ini Key=パラメータ
例えば、「XXXX-XXXX」(英数字4桁のかたまり2つをハイフン"-"でむすんでいる)ライセンスキーでは、両機能とも利用できません。
・対処方法
両機能が利用できるライセンスキーを登録してください。利用できるライセンスキーか不明な場合は、登録されているライセンスキーをサポートセンターにお知らせください。
ケース3)権限の問題で正常にライセンスキーを読み込めない
フォルダやファイルの権限不足により配布、読み込みできていない可能性があります。
・対処方法
ラインセンスキー情報の設定ファイルが当該クライアント環境に存在するか確認してください。
スタンダード版 %ProgramData%\WAKey.ini
エンタープライズ版 %AppData%\WISE Alert\WISEAlert.ini Key=パラメータ
存在しない場合は、フォルダーにユーザーの書き込み権限があるか確認して権限がなければ付与してください。
その後、正式なライセンスキーの登録、エンタープライズ版の場合は、導入タイプに応じた配布方法で当該クライアント環境に設定ファイルを配布してください。
設定ファイルが存在する場合は、ライセンスキーが記載されてるか確認してください。
また、当該ファイルについてユーザーの読み込み権限を確認して、権限がなければ付与してください。
ケース4)文字コードの問題で正常にライセンスキーを読み込めない
V3.2以降の管理者ツールとV3.1以前のクライアントを使用していないか確認してください。
V3.2以降、多言語化対応のため設定ファイルの文字コードがSJISからUTF8へ変更されました。V3.2以降の管理者ツールによって更新された設定ファイル(UTF8)をV3.1以前のクライアント(UTF8非対応)が正しく認識することができません。
・対処方法
クライアントのバージョンアップを実施して事象が解消されるか確認してください。